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待合室

作家として、一読者として、医者として、科学者として、つれづれに思うこと「作家の気分」と対にしなくてはならない「読者の気分」について考えると、世の中には「良く書けている小説」というものがあり、それとはまた別に「良い気分にさせてくれる小説」というものがあることに気づく。ここで言う「良い気分」というのは個人によって様々に異なるので、ある人間にとって「嫌悪を催すような」という形容詞付きで語られるものでも別の人間にとっては「良い気分」なのかもしれないが、この際それはどちらでも構わないことにする。(「作家とその生理」より) エッセイや評論などフィクションでないものを収録した電子オリジナル作品集。*作家とその生理*死のレベル*正義の実現*丁寧語を使うことは損なのか?*子供の世界*理科系人間の宗教*理想的な医者とは?*幻の英語*現代の神話としての科学・遺伝子論*この世の終わりは一体どのような形になるのだろうか?*読み終えるのが惜しくなる*読書ノート*脳の深い谷間*失ったものと得たもの*アヴァン・ポップとは?*健常を「笑う」健全なる精神*「耳」という臓器の群れ*対話 石黒達昌×石黒達昌●石黒達昌(いしぐろ・たつあき)作家、医師。1961年北海道生まれ。東京大学医学部卒業。「最終上映」で第8回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。純文学誌を中心に数多くの中短篇を発表する。「平成3年5月2日,後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士,並びに,」「真夜中の方へ」「目を閉じるまでの短かい間」で三度の芥川龍之介賞候補になる。また、「人喰い病」「希望ホヤ」で星雲賞日本短篇部門参考候補になるなど、SFファンからの支持も厚い。

著者 待合室:石黒 達昌
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