韓国の和食 日本の韓食―文化の融合・変容 ダウンロード

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本の説明

寿司でも、フグチリでも、シャブシャブでも、タクアンでも、韓国には、日本伝来の料理名で、「日本料理」あるいは「日本式料理(日式)」として残っているが、日本とは大幅に変容していたり、小幅ながらもコリアナイズされているのがほとんどである。 日本の食文化の変容ともいえるし、日本の食文化と韓国の食文化の融合ともいえる。しかし、変容という言葉には、「崩した」「駄目にした」というマイナスのニュアンスが含まれており、融合という言葉には、その結果がプラスとなったかマイナスになったかが示されていない。食文化の場合は、他国、他地域の食文化の刺激を受けて、新たな食文化が「創造」されたのだ、と考えるほうが落ちつきがよさそうだ。 日本の韓国料理店でも「カルビ」「テグタン」「キムチ」などは韓国語由来の名称が使われているが、調理法は異なるものが多い。最近になってすっかり定着した「チヂミ」や「石焼ビビンバ」は、料理名にも「揺れ」があり、味付けにも大きな開きがある。 書籍を例にすれば、日本の韓国料理というものは、韓国の韓国料理を「翻訳」したもの、というにはほど遠く、「翻案」したものぐらいが関の山だろう。どうせなら、「カレーライス」や「ラーメン」「トンカツ」のように、新たな日本料理の創造と思った方が無理がない。 本書は、韓国における日本名の料理、日本における韓国名の料理を取り上げ、それぞれを比較してみることで、食文化の受け入れられ方を、ひいては、文化一般の受容・変容について、自分の考え方の基礎の一つにもなれば、と思って一文を綴ったものである。(序 文化の流れより) 目次 第一部 日本に定着した韓国食 ビビンバ・ピビムパプ ピビムパプの誕生 ピビムパプの多様性と国際化 コラム3 漢字 日韓での違い キムチチゲ・キムチ鍋 プデチゲ・部隊鍋 スントゥブチゲ・スン豆腐鍋 チョングックジャンチゲ・納豆汁 コラム4 ナムビウドン・鍋焼きうどん/コラム5 定食と白飯 チヂミ・お好み焼き パジョン/ピンデットク キムチkimuchiとキムチkimchi キムチ事件/キムチの国際的定義とは/多様なキムチ/唐辛子と白菜/キムチの商品化 キムチの世界化/新商品開発、欧米も視野に世界のキムチへ/韓国がキムチの輸入国に/中韓キムチ戦争/キムチの用途/古漬けキムチを炒める コラム6 ナバッキムチと朝鮮通信使/コラム7 プマシ/コラム8 キムチ冷蔵庫/コラム9 韓国の「世界化」とは? チャプチェ コラム10 ヤンニョム/コラム11 「麺=ミョン」と「ククス」/コラム12 ハルサメと唐麺 コプチャンチョンゴル・博多モツ鍋 コラム13 神仙炉について ミョンランジョ・辛子メンタイコ 第二部 韓国に定着した日本食 刺身・センソンフェ コラム14 メウンタン/コラム15 日本料理店は「日食」か「日式」か?/コラム16 食べ物と体臭・口臭 刺身丼・フェドッパプ コラム17 五色の料理とコミョン ウナギの蒲焼・チャンオクイ おでん・オデン ふぐ・ポク 倭冦を追い出す方法 たくわん・タンムジ コラム18 発音の難しい韓国語/コラム19 日本文化にはオリジナルなものはない トンカツ・トンカス コラム20 語尾・語中の「ツ」の発音は「ス」になる カレーライス コラム21 韓国人の歩き方 ラーメン・ラミョン ラミョンの誕生と現状 海苔巻・キムパプ コラム22 海苔の養殖 お握り・チュモクパプ 終わりに替えて

著者 :中村 欽哉
Isbn 10 :4806805610
Isbn 13 :978-4806805618
によって公開 :2020/10/20
ページ数 :208ページ
出版社 韓国の和食 日本の韓食―文化の融合・変容:柘植書房新社