栗田宏一(1962~)と須田悦弘(1969~)は、ともに山梨県笛吹市の出身であり、国内のみならず、国際的にも活躍している現代アーティストです。「Contentment in the details」とは、細かなものに充足を覚える態度を意味する言葉。二人の作品は、身のまわりの小さな対象に目を向ける大切さを伝え、私たちの視点を変える力をもっています。本書は、撮り下ろしのインスタレーションヴューのほか、栗田、須田のインタビューも収録。 栗田宏一 栗田は自ら訪ね歩いた地で一握りの土を採集し、それを展示するという手法を取ります。25年かけて日本全国の旧市町村3233のすべての土を採集。一切着色などしていない、そのままの土が実に多様で美しい色に満ちていること、そして私たちが普段の生活の中で、土の多彩さに気がつかずにいることを栗田の作品は伝えています。 須田悦弘 須田は、朴の木を削り彩色した植物の彫刻を、空間にさまざまなかたちで展示するインスタレーションを展開。あたかも建物から生えているかのように設置されることもある植物の木彫は、作品を探す楽しみや、私たちの空間に対する認識を覆す清新な驚きをもたらします。
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