アミン・ダダ、ポル・ポト、チャールズ・マンソン…… 20世紀の専制的な独裁者、大量虐殺者、原理主義者など10名をとりあげている。狂気とイデオロギーを結びつけて、あらゆる過激に走った。 おそるべき人物、悪霊が近現代に集中していることは事実だ。 執筆陣はすぐれたスペシャリストで構成されており、息をもつかせぬ展開の語りでおぞましい事実を伝え、悪霊たちを駆りたてた心理メカニズムを可能なかぎり解明する力量の持ち主である。心胆を寒からしめる話ばかりである。ほぼすべてが事実なだけに。 本書は共同著作であるが、構想のときにわたしがイメージしたのは、禍々しい肖像画を集めた画集というよりは、すべてのパネルを開くと一つのまとまりのある絵画が姿を現わす、折りたたみ式の祭壇画である。人間の暗闇を「リアルに」描いた壮大な作品となるように。この本を読むことはある意味で、人間の魂のはかりしれぬ奥底に潜入する体験である…(本書「まえがき」より ヴィクトル・バタジオン)目次11 ランドリュー――ガンベの青ひげ(一八六九─一九二二)12 ラファエル・レオニダス・トルヒーヨ――熱帯の山羊(一八九一─一九六一)13 毛沢東――共産主義の食人鬼(一八九三─一九七六)14 ニコライ・エジョフ――スターリンの「血まみれの小男」(一八九五─一九四〇)15 ラインハルト・ハイドリヒ――狼の目をしたナチ党員(一九〇四─一九四二)16 イディ・アミン・ダダ――ウガンダの殺戮者(一九二三頃─二〇〇三)17 ポル・ポト――知られざる虐殺首謀者(一九二五─一九九八)18 チャールズ・マンソン――悪魔と化したヒッピー(一九三四─二〇一七)19 サッダーム・フセイン――現代のネブカドネザル(一九三七─二〇〇六)20 ビン・ラーディン――絶対悪の技エンジニア師(一九五七─二〇一一)執筆者一覧◆編者略歴◆ヴィクトル・バタジオン(Victor Battaggion)ソルボンヌ大学で学んだ知識をもとに、幅広いメディアで活躍するジャーナリスト。歴史専門誌「イストリア」副編集長。著書に、歴史上の大人物たちの恥辱的エピソードを集めた『リディキュール』(フィルスト社、2013年)、編著に、古今東西の宮廷へと読者をいざなう『世界の宮廷の歴史』(ペラン社、2019年)などがある。2019年、ジュール・ミシュレ賞を受賞。
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