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風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

景王(けいおう)──陽子は、官吏(かんり)の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸(ようや)く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。 祥瓊(しょうけい)は、父峯王(ほうおう)が、簒奪者(さんだつしゃ)に弑逆(しいぎゃく)されなければならないほど、国が荒(すさ)んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。 鈴(すず)は、華軒(くるま)に轢(ひ)き殺された友・清秀(せいしゅう)の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。 ──それぞれの苦難(かなしみ)を抱えた3人の少女たちの邂逅(であい)は、はたして希望(よろこび)の出発(はじまり)となるのか!?

著者:小野 不由美 山田 章博
Isbn 10:4062551780
Isbn 13:978-4062551786
によって公開:1994/9/5
出版社 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート):講談社