著者プロフィール辻谷真一郎 1953年生。翻訳講座トライアリスト主宰。 主な訳書に『インタビュー オサマ・ビンラディン』(ダイヤモンド社、原著イタリア語)、『ユマニチュード』(舵社、原著フランス語)、主な著書に『学校英語よ、さようなら』(文芸社)、『翻訳ほど残酷な仕事はない 第一部 天の利』、『翻訳ほど残酷な仕事はない 第二部 地の利』、『日本人に日本語を』、『人も歩けば若くなる』(以上、舵社)、『もしもアインシュタインが翻訳家だったら 第三部 情報量が翻訳の宇宙を支配する』『貧乏になる英語 金持ちになるギリシア語』(以上、夢叶舎)などがある。+++++ それほど大儲けしなくても、堅実に働いてつつましく生きていければいい。そう考えている人は多いと思います。正確には多かったと言うべきでしょうか。 コロナの流行によって、そのささやかな夢が、もはや叶わぬものとなりました。 堅実に働こうにも、営業時間の短縮を要請され、店を開けたところで、お客さんが来てくれません。 政府からの給付金だけではいかんともしがたく、もはや尋常の方法ではこの危機を乗り切ることなど、とてもできそうにありません。 宮本輝の小説「優駿」には、800万円を用意できなければ不渡りを出すところまで追い込まれた男が、手元にある金をかき集めて競馬場に向かう話が出てきます。こうして、男は倒産を免れたのでした。 金額こそちがえど、これに近い経験をしたことのある私には、まんざら絵空事とは思えないところがありますが、さすがに誰もが頼ることのできる手段ではありません。 それほどまでの一攫千金でなくてもいいのです。せめて、これまでの売り上げくらいは稼ぐことのできるビジネスはないものでしょうか。 あるとすれば、何らかの商品1セット、30万円くらいのものを販売して、5万円から8万円ほどの報酬が入ってくる代理店のような仕事か、いわゆるネットワークビジネスと呼ばれる仕事くらいのものでしょうか。 あるいは、当面はどうにか凌げそうで、長期的に不安だという場合には、利率のいい預金などが考えられるでしょうか。 たまたま私は、コロナの流行がまだそれほどひどくならないうちに、そのようなビジネスをいくつか紹介してもらい、条件と照らし合わせて、手をつけるビジネスを絞りこんでいきました。そのどれもが順調に進んでいて、確かなものだと信じています。自分で確かめたものですから、まちがいありません。このビジネスを援用すれば、現在困っている人にも救いの手を差し伸べることができること、まちがいありません。 この程度困っている人なら、これくらいの金額をこのように運用すれば、元の軌道に戻してあげられるかな。まあでも、当人にまったくお金がなければ、救えるのは1軒か2軒くらいかな。 そんな計算までできています。 ところが、困ったことに、この手の話はその入口で封じられてしまうことが多いのです。 そこで、私もまずは手初めに、ごくごく控えめな数字を出します。
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