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木本植物の生理生態

本書は,最終目的である森林を基礎とする生態系サービスの高度化のために,保全生態学の基礎,植生分布に起因する種内変異,生産の基礎を担う光合成とその産物の分配,日本が世界をリードしてきた植物生態学の基本原理,環境資源としての窒素動態,安定同位体利用による樹林地の健康診断,そして地球環境変化による影響評価をコンパクトにまとめた教科書である。重点トピックはコラムとして,新進気鋭の研究者から情報を提供いただいた。 多年生植物である樹木は芽生えた場所で長期間に渡って環境を利用しながら成長し,そのうち周辺環境をも変える巨大な構造物になる。植物の光合成のもとになる二酸化炭素(CO2) 増加に伴う温暖化によって,温度,降水の地球規模での急激な変化がもたらされている。住環境として期待の大きい樹林地や都市近郊林は,地域からもたらされる自動車からの排ガスに関連した大気汚染(主に光化学スモッグ),過剰施用している窒素肥料に起因する窒素過剰,越境大気汚染によっても健全性が損なわれる。これらの影響を受けにくい緑地や森林造成が必須である。景観をそこなう虫害の発生など,身近な緑が悪影響を受けている。国家としてのグリーン・インフラの整備の基礎を,この著書から捉えていただきたい。 樹林地など緑資源の保全管理のために,木本植物の環境応答の最前線情報を手早く得られることを本書の特徴とする。【読者対象】大学学部生から大学院生,各地の林業大学校,各地の農業高校森林科(教員)

著者:小池 孝良 北尾 光俊 市栄 智明 渡辺 誠
Isbn 10:4320058127
Isbn 13:978-4320058125
によって公開:2020/11/25
ページ数:262ページ
出版社 木本植物の生理生態:共立出版