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シネアスト宮崎駿――奇異なもののポエジー

********************************* 「このジャンルのファンは彼のヴィジュアルな豊かさを讃え、評論家は彼のテーマの密度を誉めるが、彼が同時に、たぶん何にもまして真の映画演出家であるということを強調することがあまりにしばしば忘れられているのだ。(…)登場人物たちが字義的意味でリアルではないとしても、彼らはやはりシーンの空間──デッサンによって創造されたものであろうと──のなかに住んでいるのであり、映画表現に特有の手段はやはり監督にとって原材料なのである。本書においてアニメがフレーミングの階梯の変化、カメラの移動、画面の奥行きの作用、モンタージュや音声の作業などを伴った〈ほんとうの映画〉のように扱われていると知っても驚かないでいただきたい。それはずっと前から当然のことなのだ。彼の数多くの才能のなかで間違いなくもっとも配慮されてこなかったシネアスト宮崎という側面を理解するため、こうした演出がどのように内密に物語の組織化に関与し、かくして作品を観る際の喜びに関与しているのかが分析されることになろう」 スタッフとして参加した『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』『どうぶつ宝島』から監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』まで。映画史・アニメーション史をふまえつつ精緻な作品分析を積み重ねたモノグラフィ。 [目次抄] 第1章宮崎、喜劇の設計者 第2章日常における冒険 第3章驚異における自然的なもの 付録会見とディスカッション「日本のヌーヴェル・イマージュ」フェスティバル ***********************************

著者:ステファヌ・ルルー 岡村 民夫
Isbn 10:4622088940
Isbn 13:978-4622088943
によって公開:2020/10/20
ページ数:280ページ
出版社 シネアスト宮崎駿――奇異なもののポエジー:みすず書房
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