特集:災害多発の深刻 ○ 7周年の朝を迎えた ななつ星 ○ 未曾有の豪雨に押し流され 土壇場の肥薩線 ○ 阿蘇と生きる鉄路大規模災害に苦しむ豊肥本線 ○ 復旧工事が進む 只見線再開2022 ■ 「令和2年7月豪雨」に見舞われた肥薩線は、球磨川の氾濫によって「川線」のほぼ全線が濁流に破壊し尽くされ、瓦礫の山と化す惨状を呈しています。 近代化産業遺産として名高い球磨川第一橋梁と第二橋梁が倒壊したこと以外、この鉄道の被害が話題にならないことのほうがむしろ深刻といえるかもしれません。 災害から3か月ほど過ぎた現地を訪ね、観光路線として知られた鉄道の現状をレポートします。 ■ 一方、熊本地震の影響で長らく一部が不通となっていた豊肥本線が8月に全線で運転を再開しました。豊肥本線もまたたびたび災害に遭い、その都度、難工事の末に復旧に漕ぎつけてきた歴史があります。 その苦難の歩みを振り返りつつ現在の様子を見てきました。 ■ 東日本では2011年の豪雨被害で不通になっている只見線の復旧工事を紹介します。 トラスの橋桁が流出した第六、第七橋梁には流路を一跨ぎする巨大なトラス桁を架ける工事が進んでいます。2022年中の運転再開に向け工事は佳境に差し掛かっていました。 ■ 国鉄気動車の歴史は、1960年代後半に登場した大出力エンジン車の開発物語から十数年を振り返ります。 ■ 電鉄車両シリーズは京王電鉄編となります。
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