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図説 セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」の世界

全83点を完全収録した永久保存版! 孤高の画家が描き続けた故郷の象徴、「サント=ヴィクトワール山」の軌跡をたどる。故郷のプロヴァンスと芸術の中心地パリ――“近代絵画の父"セザンヌは、なぜフランスの南北を往復し続け、繰り返し「サント=ヴィクトワール山」を描いたのか? 「描かれた場所」からその全貌を解説する初の一冊。知られざる水彩画を含むすべての「サント=ヴィクトワール山」とその関連作を集めた、永久保存版資料。〈全83点、完全収録! 〉*********セザンヌは私の、一人の、そして唯一の師であった。私が彼の絵をただ見ていたと思うのか……何年もかけて研究したのだ……。セザンヌ! 彼は私たちの父親のような存在だった。私たちを守ってくれたのはセザンヌだったのだ。――パブロ・ピカソ*まだ自分自身について模索し、自分の発見するものにおびえていたとき、私は思った。セザンヌが正しいなら、私も正しい、と。私はセザンヌが間違っていないことを知っていた。セザンヌの作品には、若い画家にとって有益となる、絵画的な構築の法則がある。彼は偉大な芸術家の中でも、絵において色調を強調するという功績を上げ、描くことを最高の使命としていた。[……]セザンヌにはあまりにも多くの可能性があったために、他の芸術家以上に自分の脳へ秩序を与える必要があったのだ。セザンヌは絵画の神のような存在なのだ。――アンリ・マティス*********【本書の特長】◆「サント=ヴィクトワール山」の歩みと制作の背景、見どころを徹底解説。◆活動拠点となったパリとプロヴァンスの風景画39点もクローズアップ。◆水彩画を含む「サント=ヴィクトワール山」全83点を収録した永久保存的資料。【目次】Chapitre I パリ――画家になることを夢見て、芸術の都へChapitre II プロヴァンス――強烈な陽光の下に生まれた新たな創造性Chapitre III サント=ヴィクトワール山――郷土を象徴する「聖なる勝利の山」(コラム)川を描く湖を描く海を描く岩を描くジョアシャン・ガスケが見た画家セザンヌセザンヌとルノワール想像のサント=ヴィクトワール山セザンヌを知る画家たちの言葉……ほか*********【シリーズ好評既刊! 】『図説 モネ「睡蓮」の世界』安井裕雄 著すべての「睡蓮」を集めた永久保存版資料。〈全308作品、完全収録! 〉*********

著者:工藤 弘二
Isbn 10:4422710281
Isbn 13:978-4422710280
によって公開:2022/8/26
出版社:創元社
言語 図説 セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」の世界:日本語