知的な話し方が身につく 教養としての日本語 齋藤先生があなたの「教養レベル」をテストする! 日本語研究の第一人者の齋藤孝先生が、日常生活やビジネスシーンで「できる人」が使っている400語を厳選! これが分かれば、ひと言で「印象」や「信頼度」に差が出て知的な人に思われる! 会話や文章の表現に幅が出るので、「適切な場面で適切な言葉が使える=対話力」が上がり一目置かれる存在に。とっさに言葉が出てこなかったあなたへ。この本なら、穴埋めテスト形式だから「できる」「できない」を明確に判定! 間違えた設問は記憶に定着しやすく、実践的に「教養としての日本語」が身につきます。 【この本のポイント】 「社会人として知っていてほしい」400語を厳選! 日常生活やビジネスで交わされる会話で、もう恥をかかない。 知っているつもりになっていた慣用表現なども 穴埋めテスト形式だから、「覚えやすい、身に付く」 表現の幅が広がり「対応力」が上がる 適切な場面で適切な言葉が使えるようになる! 「子どもっぽい」話し方が「知的」な印象に変わる 【言葉とはその人の内面を如実に映し出す"鏡"なのです。】 「品のある人だな」 「聡明で仕事ができそうな人だな」 「何だか、話し方が子どもっぽいな」 「まだ学生気分が抜けていないのかな」 私たちは会話をしながら、知らず知らずのうちに相手の〝人となり〟を感じ取ってい ます。 なぜなら、発せられる言葉や使われる表現には、その人の品格や知性といった「教 養」が滲み出てくるからです。 あや 「言葉は身の文(その人が話す言葉を聞けば、どのような人物かが分かる)」 「文は人なり(文章を見れば書き手の人となりが読み取れる)」 などと言われるように、言葉とはその人の内面を如実に映し出す〝鏡〞なのです。 私はこれまで数多くの書籍や雑誌、テレビの取材で、また受け持っている大学の授業 やあちこちの講演会で、事あるごとに「語彙力」の重要性を訴えてきました。 論理的に思考する。感情を的確に表現する。こちらの真意を伝え、相手の真意を理解 する― 。 社会生活を営む上で不可欠なこれらの行為は、いずれも「言葉」によって支 えられています。 そう考えれば、言葉のストックが豊富で、かつ「適切な場面で適切な言葉を使える力」 が高いほど、思考はより深く、表現はより幅広く、コミュニケーションはより円滑に、 相互理解はより正確になるのは言うまでもありません。 日本語は豊かで奥が深い言語です。平仮名があり、片仮名があり、漢字がある。膨大 な語彙があり、あまたの文体があり、多様な表現がある。... 中でももっとも日本語らしい言葉、日本語を日本語たらしめている言葉と言えるのが 「慣用句」です。 とくに日本古来の「大和言葉」と、中国から取り入れた「漢語(漢熟語)」を組み合 わせた慣用句は、日本語表現の〝生命線〞だとさえ思います。 そんな〝学校では教えてくれない〞教養としての日本語を身につけていただきたい。 そのキッカケにしていただきたい。その思いでこの本をつくりました。 言葉は教養の柱。言葉を知れば知るほど、心も、人生も豊かになります。 自分はどれだけ言葉を、慣用句を、日本語を身につけているのか― 。 まずはご自身 の言葉を、語彙力という教養の観点から見つめ直してみませんか。 本書の「400語の 日本語表現」は、そのための絶好のテキストになるはずです。 齋藤孝 (「まえがき」から)
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