人気バンドsumika片岡健太、初となるエッセイ。今日本で最も優しい音を奏でる男の人間賛歌――。誰よりも“普通"だった青年は、誰よりも傷つき悲しみ、そして支えられてきた。そのすべてがアンサンブルとなり、自分を見つけていく。「さまざまな人にとっての“sumika(住処)"のような場所になって欲しい」バンド名の由来にもあるように、sumikaの音楽はとにかく優しく、人への愛にあふれている。その中心にいる、すべての楽曲の作詞を手掛けるフロントマン・片岡健太。彼の紡ぐ言葉は、人々に寄り添い、そっと背中を押してくれる。その源はどこから来ているのだろうか。挫折の連続だった中学時代、愛する人の裏切り、度重なるメンバーの脱退、声を失った原因不明の病etc.「人との関わりで多くの絶望を味わいました。でもそれ以上に、人との関わりに救われてきた僕は、ようやく“自分"を見つけることができました」と彼は語る。本書は、そんな片岡健太と、彼と関わる人々との記録を綴った人間賛歌エッセイ。オール本人書き下ろしに加えて、故郷の川崎市や思い出の地を巡った撮り下ろし写真も多数収録する。「特別な才能があるわけじゃない」「1人では何もできない」「昔も今も常にあがいている」、凡者・片岡健太のすべてをさらけ出した一冊。“自分は何者でもない"と悩む人へ――。明日からの景色が、ちょっぴり明るく見えるはず。 ■出版社からのコメント 初めてsumikaのライブを観たのは、2021年11月3日のさいたまスーパーアリーナ。忘れもしません。メンバー4人が見せる、嬉しくて楽しくてたまらないという表情を。そして、周囲に広がる数多の観客が涙を流す光景を。コロナ禍で延期が続いていたツアーのファイナル公演。お互いがこの場をどれだけ待ち望んでいたのか、お互いがどれだけ必要としていたのか、両者の心の“よりどころ"を体感した瞬間でした。「ここに自分も入りたい」「この居場所のことがもっと知りたい」。片岡さんは、その根源のすべてを全身全霊で書き上げてくれました。本書はそんな“住処"ができるまでの物語です。
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