通訳案内士試験二次口述においては、H25年度から新たに「逐次通訳」が課されることになりました。本DVDブックはこの対策用の教材です。 改訂版においては、14ページを増補し、要望の多かった「グラフィックな通訳メモ」の具体例を、全演習問題につき、著者が手書きで作成したものを解説付きで掲載しています。 これまで、数ある英語の試験で「通訳せよ」という課題が出たことはなく、普通の人は「通訳」という言語活動は初体験です。通訳は「和文英訳」や「英作文」の口頭バージョンではありません。プロの技術です。ここをしっかり認識しないと、学習者は壁に突き当たることになります。 本書では、まず第1章「通訳理論編」で、通訳という技術の正体を明らかにし、具体的な学習方法を提示します。通訳という「職人芸」をここまで一般人にわかりやすく体系化した書籍は他に例がありません。 このような解説及び第2章における本物の通訳メモの作成は、会議通訳の専門校で正式の通訳理論を学び、かつ教え、実務経験を経た著者だからこそ初めて可能となったものです。 次に学習者は、付属のDVD演習問題に進んで「通訳」を体験します。問題は、通訳案内士試験で問われるのと同じ「日本事象」に関するものです(新作予想問題)。通訳は「音声」で行われる、ということがポイントなので、動画による出題を採用しました。また、出題の後、画面は自動タイマーに切り替わり、本試験で求められる「1分以内」のタイムをカウントします。途中、40秒と50秒の時点で音声により経過時間を知らせます。これはメモを見ながら訳す学習者の便宜のためです。 演習が終わったらテキストに戻り、第2章「スクリプト編」を見て、問題文と訳を確認できます。このように本教材は、理論→アウトプット→インプット、という過程を学習者は体験でき、通訳というプロの技術を独学で学ぶことができるように工夫されたユニークな教材です。 改訂版においては、好評であった旧版をさらに改良し、第1章「通訳理論編」で述べた「グラフィックな通訳メモ」の具体例を、第2章「スクリプト&ノート例編」(旧スクリプト編)において、著者が自ら手書きで作成した通訳メモに詳細な解説を加えた形で掲載しています。
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