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地の底の笑い話 (1967年) (岩波新書)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 岩波新書(青版)639 地の底の笑い話 上野英信 (著) 1967年5月20日第1刷 岩波書店 ──────────────────────────────────────────────── あとがきより わたしがはじめて坑夫として筑豊の地底に下りていった日から、いつのまにか、 まる二十年の歳月が過ぎ去る。そしていま、わたしはもはや下りるべき坑口を もたない人々と共に、荒れはてた、小さな廃坑部落に住んでいる。「いつまで も筑豊にしがみついているのか」と、わたしの妄執をあわれむ友たちも少なく ない。しかし、誰からなんと嘲られようと、わたしはこの焼けただれたボタ土 の谷間から去ることはあるまい。ここは地底で生命を奪われた者たちの領土だ。 彼らの屍から芽吹き、花咲くものだけが、いまのわたしには未来のように親しい。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

著者:上野 英信
ASIN:B000JA7QW6
によって公開:1967/5/20
出版社 地の底の笑い話 (1967年) (岩波新書):岩波書店
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