日本一の俳優が語る演技、好きな映画と台詞 寡黙でほとんど取材を受けない。私生活も謎のまま。現代の役者・タレントのように「パブリィシティのためテレビ出演」など一切しなかった故・高倉健さん。そんな健さんを18年にわたって追い続けたノンフィクション作家の著者だから聞けた貴重な取材ノートを一挙に公開。数々のインタヴューについて語っていることは「俳優の仕事とはなにか」。「仕事を受ける基準は何か」「世界で働くこととはどういうことか」「世界で通用する一流の条件とは何か」「プロフェッショナルの条件はなにか」。というようにストイックな健さんの「仕事観」がわかる本です。それ以外にも自分が出演した205本の映画の中で「好きだった台詞」「印象に残る音楽」などの話もあります。また、自分が尊敬していた俳優、好きな映画についても語っています。また、一番呟いていた台詞のベスト3は何か?などのトリビアもあり、健さんファン、邦画ファン、映画ファンにとっても楽しみながら、一流の俳優の言葉を堪能できるのがこの本です。 【編集担当からのおすすめ情報】 今回は「小学館文庫 プレジデントセレクト」収録にあたり、健さんとともに日本映画界の礎を支えてきた巨匠、降旗康男監督に文庫版解説をお願いしました。最初の健さんの印象、役者としての成長のきっかけ、誰もしらない健さんのエピソードなど、ファンであれば「垂涎」ものの情報が入っています。また今年もいくつかの追悼イベントや企画などがある予定です。
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