まえがき数ある中から本書をお手にとっていただきありがとうございます。もしあなたがインストラクターのお仕事をされているなら一人で毎日を頑張りぬいてホッと一息されてこの本を手にしているかもしれませんね!今日も「おつかれさま~」って声を掛け合う方はいても自分の進むべき道まで示してくれるような業界ではないので結構孤独と言えば孤独です。「大好きな天職に巡り合っている真最中、孤独なんてかけらもない、毎日楽しいわ!」と返ってきちゃうかもしれませけど・・・。私の35年の経験から湧き上がる勘ですが、心底あなたはステージで輝くために今のお仕事を続けている・・・と。そお、女性はみな輝くために生まれてきたということ、すごく急な展開ですが(笑)。「私は何千人もの前でダンスを披露したい!」「私はもっとステージで輝ける!」「ブロードウェイで踊っている自分を夢見て頑張っている・・・」など。会社勤めの方より不安定な職業ですが、それでも踊っているときの自分が一番輝いているのを知っているのですもの・・・。だから少々の孤独や不安、やるせなさ、自己嫌悪があっても前に進めるのですよね!本書はそんなあなたをもっと輝かせ、この大好きな仕事を長く続け豊かな人生を送るための勇気と励みになれば願ったり叶ったりです。私は66歳の今でも毎日輝くために引力に逆らいながら体型をコントロールして未だ蕾のままの花を開かせようと夢見ている「愚か者」(ラ・ラ・ランドの中に出てくる言葉)です(笑)。その隠れた「輝きたい」という女性の心理を全うするために今まで3度あった人生の底から脱却できたのかもしれません。今思うと、ですよ・・・。底真最中の時はカガヤクのカの字も思えるはずもなく、今思うと自分の中に眠っている秘めた思いに気づかなかっただけかもしれませんけど。この本はフィットネス業界、インストラクターの方、ダンサー、健康指導をしている方、体育指導者、運動してきれいになりたいと思っている方、もっともっと輝きたいと思っている女性全員に向けた本です。この後人生の3つの底にお付き合いいただくのですが、私の苦労話を語るつもりはありませんのでこのまま読み進んでくださいね(笑)。北海道という土地柄もあると思うのですがのびのび大らかに毎日遊び、遊びだけに興じた子供時代を過ごしました。3人兄弟の末子長女として生まれますが、一人女の子だからと優遇されたことは一度もありません。両親も生活がやっとだったのです。経済的な自由はありませんでしたが物質以外の制約はないという自由奔放さがある家でした。18歳の時、両親の反対を押し切って東京の大学に行く決心をします。兄たちはすでに東京に出ていましたので私自身何の心配もしていませんでしたが、一人娘なのに親元を離れてしまう心苦しさを多少残しました。しかし誰がどうしたこうしたという田舎の風習に合いそうにない自分、だったら都会に出て未知の体験をしたいという完全に都会に憧れを持ったミーハーだったかもしれません。それに結構度胸がいいので・・・。勉強するために大学に行く、そうでなかった事実が以後の人生に汚点だらけとして残ります。さてその東京で自力の生活をしていたのですがなかなかおもしろい青春時代を過ごしました。4年間はあっという間でしたがそこで人生を共にする人と出会います。3年後に結婚して彼の実家である静岡で両親と同居することになりました。今まで人間関係に苦労したことがない私は誰とでもうまくやっていけると高をくくっていたのです。この結婚生活の始まりが人生一つ目の底を迎えることになるとは・・・トホホ・・・。俗にいう嫁姑問題です。延々と語るつもりはないので今少々お付き合いを。昔からの風習と地域性が重なり嫁の地位の低さと狭い人間関係の中で繰り広げられる徹底した権威意識の高さは耐えがたいものでした。何一つ制約されずに育った私は、「これはこうあるべき」と押し付けられることで自由のなさと自分の無力さとダメ人間を思い知ります。人を評価する学校の先生をしていた義母からすれば、私は家柄も学歴も職歴もない論外の人間ですからいくら努力をしても最初の段階で気に入られないわけです。直ぐ子供が生まれ外に出ることもできないので内職をやりなさいと言われます。当時縫製業が盛んでいたるところに工場がありました。ミシンを借り受け子どものパジャマの前立てとゴム入れの工程をやることになります。私があまりにも手早く仕事を終わらせるので縫製工場の社長さんは不思議がったものです。実は小学生のころから母のミシンを使ってワンピースやスカートなどを作っていましたから針仕事はお手のもの。今から40年以上前、内職で夫の給料手取りの半分近くにもなっていたのです。手の器用さは父親譲り。父は専門学校も行っていないのに生活に必要な温水湯沸かし器、温水シャワートイレ(いずれも電気は使っていません)、上下可動式手動物干し竿、農機具のキャタピラなどを作っていましたし、大工仕事も大胆になりふり構わず家の壁を壊しドアを付けて間取りを変えていました。家の中はまるでからくり屋敷!母は一見温和ですが自分なりの信念を持った人で度胸もあったし発想が面白い人でした。そして人にやさしい慈悲深い人でした。そんな両親から受け付いた遺伝的な身体能力は柔軟性と敏捷性とバランス感覚と器用さでした。父は歌の上手い人でしたが私は母似で音痴、おまけに音楽的環境はまるでなしの家。ですからダンスを踊ることは小学校の学芸会でしかありませんでした。その当時はダンスと言うよりお遊戯でしたね(笑)。得意のミシンを踏みながら考えることはひとつ「今の自分は本当の姿ではない、ここから出て自由になる為には自分は何ができるか、私にしかできない仕事は何なのか」と真剣に自問自答の連続の日々を送りました。普通そんなにミシンが得意であればその道に進んだほうが得策と思うのですがそこが人生の分かれ道、私が選ばなかった理由が後にお分かりいただけると思います。もくじ第1章 あなたの魅力を丸ごと打ち出すために必要なこと1、キレイ体型は一番の説得力、あなたの魅力は見かけでキマル!2、自分のオーラを出すための世界観を持つ3、笑顔と居心地のいい雰囲気作りで人を惹きつける第2章 集客はメンバーさんの繋がり強化と自分発想のクラスを持つこと1、どんなに良いレッスンをしていても発信力がなければ伝わらない2、退会者を出さなければ運営はうまくいく3、常識にとらわれないコース設定でウインウインに4、収入を増やすための売り込み5、フランチャイズより自ら考案クラスで出費を抑える第3章 更年期時期の体質改善でスレンダーボディに1、人生二つ目の底、更年期で自信を無くす2、栄養が足りていないという罠から抜け出す3、食べ過ぎの実態を見直し1食減らす4、断食で体質改善しベストの体重を維持する5、活学から学んだダイエットでスレンダーボディに第4章 フランチャイズを手放し本当の自分を紡ぎ出すレッスンで盛り返す1、人生3つ目の底、やめるより生き残る2、ワクワク感を出す集中力で飽きさせない3、仕事に対する理念が言えること4、心地よいギブ精神とお役立ち情報を提供5、美意識を応援する第5章 私は若い業界で66歳の現役フィットネス・ダンスインストラクター1、筋肉の弱い私が筋トレ指導2、魂職がスレンダーボディを作る3、学んだことは全てお金に変えられる4、自分の強みは全てお金に変えられる5、サバイバル的な挑戦を続ける訳あとがきプロフィール
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