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教師をやめる

学校をやめた14人の元教師が、その理由を赤裸々に語る。 コロナ禍で益々疲弊する教育現場。学校現場を辞める教員が後を絶たない。なぜ辞めたのか、辞めなければならなかったのか、ホンネを綴る。まえがきプロローグ――「教師をやめた」人たちから見える学校の現実文科省の誤算だったのか、「#教師のバトン」 もの言わぬ教員からもの言う教員へ心の病が学校を蝕んでいる教員を本当に憧れの職業にするために 1悪いのは私だけ? 山下ゆかり(仮名)20代女性 半年で6キロ、体重が落ちた気がつくと死ぬ場所を無意識に検索していた生徒からイジメのターゲットに 「明日から子どもたちと顔を合わせる」と思うと涙が「死にたい」を残したまま辞職2「やったもん負け」の学校文化に疲れ果て…… 大橋 健一(仮名)30代男性辞めて4ヶ月、また教員に戻りたいモチベーションが下がってしまった雑務も子どもたちのため 教員同士が話し合う習慣、協力する習慣があれば……3非正規教員は格下なのでしょうか 多田 芳樹(仮名)20代男性授業準備ができない辛さ異動も早く、立場も不安定子どもたちとの授業は楽しかった4自分の子どものクラスの担任に嫌な思いはさせられない 福田 佳代(仮名)40代女性「よく首を吊らなかった」新任時代順風満帆で教員になる夢を達成妊娠がきっかけで多忙が激化「育休明け」への配慮はなし落ち着いたら復職も……5学校は外からみるほど単純なものではない 千葉 雅子(仮名)50代女性なぜ簡単に「解決策は○○」と言えるのか保護者からの容赦のないバッシング子どもたちの暴力は日常茶飯事教員は「助けて」と言えないそもそもムリ—6力ずくで抑えることが「よい指導」なのか 山内 教子(仮名)30代女性 問題を抱える子が集まった結果怒鳴らない指導はダメなのか大人しくさせることを押し付ける管理職縁を切りたくなった7仕事がだんだんに楽しくなくなっていくなかで 大久保 量子(仮名)50代女性介護か仕事か私は発達障害 だんだんに楽しくなくなっていく仕事変わってきた子どもたち忙しくても「楽しい」と思えていれば……8突然の辞任勧告……しかし、教職はあきらめない 片瀬 ゆみ(仮名)30代女性黙って印鑑だけ渡せ 「ゆったりした学校」などなかった—そして辞任勧告へ教師にしかできない経験があるから、教職をあきらめない9学校の方針に過剰に合わせた末に 山﨑 めぐみ(仮名)20代女性いわゆる「良い子ちゃん」だった理想とあまりに違う現実「最後に自分の思うとおりにやってみれば」 放っておかれる状態に保護者に謝って歩きたい10 子どもたちとの「つながり」を求めて教員を辞めた 渡辺健一(仮名) 30 代男性そんなに努力を重ねたわけではないどうにも踏み出せなかった教員への道希望する特別支援で働けない金銭面より精神面11理想と現実のはざまで 内藤 剛志(仮名)30代男性「逃げた」のかもしれない何をしていたか「覚えていない」子どもたちの目が死んだ魚のように最後は校長とやり合う毎日に……12学校の「型」が受け入れられなかった 中西 和夫(仮名)20代男性特別支援教育に夢をもっていた教員もスタンダードに縛られる学校は「型」でしか動けないのか13パワハラ校長と忖度教員のなかで疲弊した 寺脇 正史(仮名)30代男性赴任前から電話が鳴る「仮採用」でダメ出し「生徒は犬だと思え」14セクハラにまきこまれパワハラでやめた 西村 景子(仮名)50代女性臨採から5年を経ての苦労のスタート不倫相手を優遇する教頭音楽室は崩壊状態に

著者 教師をやめる:前屋 毅