この本の主人公は軍医 であり、 地域 医療に尽くした有田浩吉氏(1915~1979)。 浩吉氏の父は、戦前、近衛内閣の外務大臣を務め、戦後は公職追放(日本外交の責任を負って) 後、 都知事選に出馬した有田八郎氏。 三島由紀夫の小説『宴のあと』の主人公のモデルとして、「プライバシー裁判」が持ち上がったのは有名な話だ。 小説に書かれている経緯は、「そのほとんどが事実であり、主人公が太平洋戦争末期に 上奏( 天皇へ意見、報告等を申し上げること)した事実もありのままでした。 浩吉氏は、その4男、ハワイで生まれ、東京慈恵医大生だった40年に 中国へ出征している。 ハルビン陸軍病院長を経てシベリア抑留、過酷な体験の後、50年に帰国。 政治家を父に持つ浩吉氏が、なぜこの片田舎の桜井村(旧庄和町)に来ることになったのか。 戦前の外務大臣を父に持った赤ひげ先生が、埼玉の春日部の無医村に来た事実を皆さんに知ってほしい。
人気のある作家
古代学研究所 (136) 永岡書店編集部 (36) ポプラ社 (33) 河出書房新社 (16) MBビジネス研究班 (15) プレステージ出版(写真集) (15) 小学館 (12) 佐伯 泰英 (11) 週刊東洋経済編集部 (10) PRESTIGE PHOTOGENICS (9) 二川 洋治 (8) YellowBirdProject (8) アルント・エルマー (7) 講談社 (7) プレステージ出版(コミック) (7) とくな のぞみ (7) 安里 英晴 (6) 倉阪鬼一郎 (6) 池上 彰 (6) 池田 大作 (6)