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もう一生、パンの耳は食べないと決めている 虐待を生きて

プロローグ虐待の末に殺された女の子の手紙「ごめんなさい、許してください、お願いします」あたし、この文言よく知っているとてもとてもよく知っている呪文のように唱え続けたから土下座して、頭、床に擦り付けて何時間も何時間も何度も何度も唱え続けたから「ごめんなさい、許してください、お願いします」ただご飯が食べたかったから殴られたくなかったから蹴られたくなかったから殺されたくなかったから生きていたかったから風呂の中に沈められた苦しくて、苦しくてもがいた息がしたかった「ごめんなさい、許してください、お願いします」今日生きていられるのか明日、生きているのかわからなかったなんで毎日、お腹がすいていてなんで毎日、どこかが痛くてなんでこんな思いをしないといけないのかわからなかったし、今もわからないけど時々、こんなに苦しくて、苦しくて押し潰されそうにはなるけれど殺されなかった、あたし、生きている苦しんでいる子どもをどうにかしたい苦しめる大人をどうにかしたいだって、あたし、今、笑っているから+++著者プロフィール+++ままる虐待の中で育った。体にも心にも傷は残っている。それでも、生きていたかったからたくさん泣いて、たくさん考えた。自分とたくさん対話した。その中で根拠のない自信を持つこと、人を信じ、人の持つ愛を信じることを選択した。そして、いろんな感情を水に流して生きてきた。出産を機に心というものをもっと知りたいと思うようになり、心の勉強を始めた。心の勉強をする中で出会った、とある作家さんの「あなたはカウンセラーに向いているね」の一言をきっかけにカウンセラーになるべき道を進み始めた。育ってきた環境からか、人の気持ちにとても敏感だったようで独自のカウンセリングを続けることができていた。そのうち、たくさんの専門家と知り合うようになり、「どこで心理学を習ったんですか?」と聞かれるようになった。専門的なことが知りたくて、心理学の勉強を始めた。知れば知るほど奥が深く今もなお、勉強を続けている。生きてきた中で、人は状況でどんな風にも変わると知った。水のように生きたいと思う。「あたしを傷つけることができるのはあたしだけ」「傷つくかどうかはあたしが決める」「それってほんまにそうなん?」をまんなかにあたしはあたしを創り時々、自分の中の小さなあたしを抱きしめながらたくさんの人と笑いたいと思い、活動をしている。水が水面に落ちて波紋を広げるようにあなたに落ちてなにかを起こす 一滴の水になりたい。

著者:ままる ノビル
ASIN:B08TL5VVGH
によって公開:2021/1/28
出版社:NextPublishing Authors Press
言語 もう一生、パンの耳は食べないと決めている 虐待を生きて:日本語
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