◆2017年3月著者来日! メディア関係者から注目の著者 ・2017/3/1 東京にて佐々木俊尚氏との対談イベント実施 ・2017/3/1 Yahoo!ニュース(個人)に著者インタビュー記事掲載 "英ロンドン金融街を題材に「一緒に学ぶジャーナリズム」 ライエンダイク氏インタビュー" ・2017/3/20 東洋経済オンラインにインタビュー記事掲載 "金融街で働く人は「嫌なヤツ」ばかりなのか" ・2017/3/24 WEBRONZAで書評掲載 ・2017/3/27~ cakesで『3月のライオン』『ハゲタカ』などの大友啓史監督との対談記事連載 "ジャーナリズムと物語の境界線を歩く" ・2017/4/7 朝日GLOBEオンライン版にインタビュー記事掲載 "金融界を支配していたのは「欲」ではなく「恐れ」" ・2017/4/10 greenz.jpに佐々木俊尚氏との対談イベントレポート掲載 "専門家にならなくていい。「問い」が投げられれば。ヨリス・ライエンダイクと佐々木俊尚が考える、これからのジャーナリストに必要なこと" -------------------------- 【糸井重里 × ヨリス・ライエンダイク 対談収録! 】 ほぼ日刊イトイ新聞「ゼロからはじめるジャーナリズム」 「毎日、法に触れることを目にするよ」 「別にいいんだ。自分のカネじゃないし、ってね」…… 「最も影響力のある国際ジャーナリスト」が ロンドンの金融街で働く200人以上にインタビュー。 一面的にしか語られてこなかった金融業界の 人間模様を描いた傑作ノンフィクション! ◆書籍概要 著者は、ジャーナリストが「すべてを知っているように伝える」メディアのあり方に疑問を持ち、 「『知らない』ところからはじめる」ことに挑戦すべく、2011年から2013年まで イギリスの有力紙ガーディアンのオンライン版で「Banking Blog」を連載。 まったくの門外漢だった著者は、ロンドンの金融街で働く200人超の人々にインタビューし、 金融業界について「ゼロから学んでいくプロセス」を公開しました。 読者からも意見を募り、読者から次の取材相手を見つけるなど双方向のアプローチを実践し、 最大数千件のコメントがつく超人気コラムに成長しました。 本書は、そのプロジェクトの集大成として、取材の過程で何を学び、 現在の金融業界全体にどんな問題が存在しているかを浮かび上がらせようとするものです。 本書は日本の人口7分の1のオランダで35万部のベストセラーを記録。 さらに、オランダの市民が投票する「NS Public Book of the Year 2015」を受賞。 Financial Times、The Atlantic、GQ、Telegraphが激賞し The Evening Standardの「Best Books of 2015」に選ばれています。 -------------------------- イントロダクション(一部公開) 君は飛行機に乗っている。 シートベルト着用のサインが消え、飲み物が配られて、機内映画を見ようか本を読もうかと考えている。 隣の人は黙ってウィスキーをちびちび飲んでいて、君はぼんやりと窓の外のお日さまと雲を眺めている。 突然、片翼のエンジンからバカでかい火が噴き出すのが見える。客室乗務員を呼ぶ。 ええ、技術的な問題がありましたが、もう大丈夫です、と彼女が言う。 落ち着いた自信満々な態度に、その言葉を信じそうになる。 でもやはり、気持ちがざわついて立ち上がってしまう。 するとその落ち着いた客室乗務員が、次に融通のきかないチーフパーサーが、飛行機の前方に向かおうとしている君を止めにかかる。 お客様、お席にお戻りください。君は彼らを押しのけ、コックピットのドアに手をかけ、無理やり開ける。 すると……そこにはだれもいない。 僕はこの数年間、ロンドンの金融街で働いている人や、働いたことのある200人近い人たちに話を聞いてきた。内容はそれぞれに違っていたけれど、もしひとつのイメージにまとめろと言われたら、それは空っぽのコックピットだ。
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