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本の説明

シリーズ奴国3と4の合冊です。シリーズ奴国3:翡翠の逆襲では、弥生時代の九州北部の翡翠の副葬品だけを見ていきます。弥生時代の翡翠は貴重な宝石でした。王墓だけに副葬されています。しかし、弥生時代の最大級の大きな遺跡である吉野ヶ里遺跡、同じく3重環濠の大きな遺跡である平塚川添遺跡や須玖岡本遺跡などでは翡翠の副葬品は確認されていません。つまり奴国および邪馬台国系の拠点集落では翡翠の副葬は全くありません。ここで翡翠は完全な反奴国・反邪馬台国系の副葬品ではないかという疑問が生じます。奴国3では、逆に翡翠を見ていくことにより、反奴国・反邪馬台国系の実体に迫ります。シリーズ奴国4:弥生時代の御笠川河畔では、弥生中期後葉の奴国崩壊、特に福岡平野の御笠川河畔の遺跡を見ていきます。同じ福岡平野でも、シリーズ3で見た那珂川河畔の遺跡は弥生中期後葉さらに弥生後期に大繁栄しています。これに対して、同じ福岡平野でありながら、ここで見ていく御笠川河畔の全ての遺跡は弥生中期末に放棄または終焉を迎えます。同時期で、同じ福岡平野の僅か数kmしか離れていない御笠川と那珂川河畔の差異は何なのか。シリーズ邪馬台国・卑弥呼とも関連付けながら見ていきます。

著者 :Good News Player
ASIN :B08JHDP62R
によって公開 :2020/9/17
ファイルサイズ 奴国B: 3・4合冊:21926 KB