さかなをとるって、かんたんじゃない。わにがめのアルは、さかなをとるのがだいすき。かわのそこで口をぐあ~んとあけ、おいしそうなミミズにみえるべろをゆうらゆうら。そこにちいさなさかながやってきました。わにがめは、カミツキガメのなかまです。魚をとるのがじょうずで、川の底にいい場所を見つけると、じっと動かず待ち、口を大きくあけて、ピンクのミミズのような舌をゆらゆらさせ、魚をおびきよせます。魚が近づくと、口をがぶりと閉じるのです。この絵本は、そんなわにがめのアルが、あさごはんにしようといつものように川の底にもぐったときのお話です。ちいさな魚たちがやってきて、さらに友だちやおばあちゃんまで連れてきて、たーくさんの魚がわにがめの口のなかでわいわいがやがや。アルはごちそうだと喜びますが…
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