真のオンライン社会へ――東大からの提言 テレワーク、データビジネス、個人情報の分散管理、 そして、感染検知、ソーシャルディスタンス確保、非接触インターフェース。 急速に進むIT技術の活用とコロナ以後の新たな課題を一望する。 Web会議やオンライン授業、資料のペーパーレス化など、コロナ禍の影響で日本社会のIT化は一挙に進展した。だがその一方で、従来からの課題に加えて、感染検知やソーシャルディスタンス確保、そして非接触型システムの開発といった新たな課題が浮き彫りになっている。課題解決のための指針を示し、社会のIT化を逆行させまいとする、東大からの提言。 【主要目次】 はじめに――新型コロナウィルスに立ち向かうための情報理工学(須田礼仁) 第I部 これからの社会とIT 1 超スマート社会の進め方――Society5.0とは(坂井修一) 2 大人のための情報教育――「もとに戻さない」、真のオンライン社会へ(萩谷昌巳) 3 インターネットのしくみでつくる社会――つながりによる革新(江崎浩) 第II部 ITでデザインするポストコロナ社会 4 ソーシャルディスタンシングと感染爆発の検知──データサイエンスの活用(山西健司) 5 触れずに触り、遠隔で操作する――VRとシステム情報学(藤田政之ほか) 6 感染症とデータビジネスと民主主義――個人と社会のデータ管理(橋田浩一) 7 オンライン講義・テレワークを支えるシステム──データ活用が導くサイバーフィジカルアーキテクチャ(中村宏ほか) 8 サイバー空間と実世界を結ぶ──ポストコロナを支えるAI、VR、ロボット(竹内昌治ほか) ポストコロナの新たな情報化社会へ向けての提言(情報理工学系研究科) 付録 用語集
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