『テセウスの船』作者の本格医療ドラマ! 我々医師は、常に「最悪の状態」を想定しなければいけない――小児外科医の兄・英樹と共に、父の小児病院で本格的に働き始めた真心。患者への応対はもちろん、根本的な“医師としての哲学”も正反対な英樹の姿に戸惑う真心。そんな中、真心がこの病院で働くきっかけにもなった小児白血病の患者・ともりんが病院を抜け出す事件が発生。彼女を巡り、鈴懸家の確執も、大きく動き始める――。 【編集担当からのおすすめ情報】 患者への“心のケア”も医師の重要な仕事だと考える真心。病を治すことだけに、医師は専念するべきだと考える英樹。今集では、ともりんを通じて、この二人の“医師としての哲学”がぶつかり合います。患者を助けたい--その気持ちは同じだからこそ、激しくぶつかる二人の姿、そして、より浮き彫りになっていく鈴懸家の母を巡る過去・確執が描かれています。ぜひ注目してください。
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