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熱風の日本史

美しくない日本の私たち。近現代史に自画像が映る。 明治から平成まで、社会を一色に染めた“熱風"のような狂騒、ブーム、 抗えない空気……いつか来た道を辿り、集団での愚行を繰り返さないために、 歴史を正視することは自虐ではない。神話と美談が「空気」をつくる。 「はじめに」より抜粋―― これから紹介する日本の近現代のエピソードはほとんどが歴史の「暗部」といえる事例だ。美醜を飲み込み、本当の「自画像」を正視できるのが成熟した大人であり国家である。「美しき日本」だけしか見たくないというなら、ピーターパン(永遠の未成年)国家の看板をかかげなくてはならないだろう。 目次より―― 旧物破壊の嵐 明治維新、文化財に牙 欧化という熱病 人種改良、本気で議論 脱亜、尊敬から蔑視へ 改革遅れる清に幻滅 国民道徳の創造 家族国家、天皇が中心 恐露病と露探の幻影 敵意が「非国民」生む 千里眼と神秘世界の誘惑 科学の顔をした迷信 歴史学が抹殺された日 南朝を信奉、矛盾に蓋 など 「新しい女」の戦い 従属からの解放叫ぶ 中流の夢、郊外ユートピア 独創、生活革命を生む 関東大震災、人間性の焦土 流言、市民が凶徒に変貌 など 日中衝突への導火線 敵意・憎悪が世論主導 「産めよ」「産ますな」国のため 強兵を求め優生政策 一九四〇年、亡国前の乱舞 「神国」と「ドイツ」ブーム 隣組「クモの巣社会」 隅々に監視・統制の網 12月8日の「青空」 大戦果、日本中が熱狂 「金の卵」下積みの涙 安く買われた労働力 オリンピックの東京改造 貧弱だった都市基盤 リブ、女の解放宣言 「強い女」男社会を告発 「1億総観戦」あさま山荘の戦場 映像の力、報道変える など 湾岸危機、「想定外」の迷走 迫られた「カネも汗も」 バブルの焼け跡 狂乱・陶酔、突然の「敗戦」 オウムと終末症候群 救済願望の果て、狂信 イラク人質事件と自己責任論 被害者を責めた「世間」 など 「新聞は思想戦兵器なり」 営利追求、戦争熱煽る

著者:井上 亮
Isbn 10:4532169445
Isbn 13:978-4532169442
によって公開:2014/11/20
ページ数:365ページ
出版社 熱風の日本史:日本経済新聞出版