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日米国で既に行われている病院事情と大胆な医療費改革: 看護師が処方箋を書き医師が非正規雇用に

〈本文抜粋〉どんな病院に行っても、看護師は募集している。どうしてなのだろうか? 民間一流企業の場合、基本的に新規学卒一括採用で、中途採用で横から入ることはできない仕組みだ。ところが、看護師はほとんどすべての医療機関に横すべりで入り込むことができる。 その背景には、有資格者のわずか2割しか看護師をしていないという事情がある(日本看護協会発表による) 看護師は安定職種でありながら、実は実際、就業するのは好まれていないのである。 それはなぜなのだろうか? 新人においては、医療ミスへの不安などがあり、インシデント・リポート(一種の事故レポート)を書かされると、仕事に対する不安を持ち、辞めていく看護師が多いという。また、看護師資格を持ちながら、別の仕事をする人も多いし、専業主婦などで育児や家事に専念する女性も多い。 そもそも看護師に適性がなく、どこにも勤まらず、病院から去っていく人もいる。 他方で、過去20年、看護学部、看護学科の増設ラッシュが相次ぎ、新人ナース、有資格者は大量に輩出されるようになった。 大学の場合、その難易度はその大学の理工系と差がないという。しかし、卒後の処遇差は大きいようだ。元が取れるのだろうか。 地方旧帝大の保健学科(看護師を育成している)は、工学部と互角の難易度で、同じ問題で入試している。 ただ、看護師は定年が70歳以上で、常時募集しているので、働き方次第で、いつまでも仕事があるのが現状である。だから、30歳、40歳を過ぎてから、資格取得する看護学生も少なくない。そんな人には3年はやや長い。 そんな激変する事情の中で、様々な問題が生じている。<著者紹介>永井隆雄:慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業、同大学院商学研究科修了(労働経済学専攻:指導教授/清家篤・慶應義塾長)、社会学研究科博士課程単位取得退学(産業・組織心理学専攻)、九州大学大学院博士課程単位取得退学(経済学・経営学専攻)。日本総研、アーサーアンダーセン(マネジャー)、関西経済同友会(主任研究員)、日大、立教、九大等の大学講師(英書購読、統計学等)、人材育成学会理事などを経てフリーランスの経営コンサルタント、産業・組織心理学者。著書・論文・コラム多数。主な論文「介護職のバーンアウトと離職」『人材育成』第2号第1巻など。

著者:永井隆雄
ASIN:B08RXPP2TH
によって公開:2021/1/2
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