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ローマ人の物語 (43) ローマ世界の終焉(下) (新潮文庫)

西ローマ帝国の皇帝位を廃したオドアケルののち、テオドリック、テオダトゥスと、ゴート族の有力者がイタリア王を名乗り、統治を開始した。これに対して、東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌスはヴァンダル族の支配する北アフリカ、続いてイタリアへと侵攻した。しかし、この17年にも及ぶ東西の攻防のいずこにも、ローマ人の姿はない。ローマ人はもはや地中海世界の主役ではなかったのである。空前絶後の世界帝国は、消え果ててしまったのだ。

著者:塩野 七生
Isbn 10:4101181934
Isbn 13:978-4101181936
によって公開:2011/8/28
出版社 ローマ人の物語 (43) ローマ世界の終焉(下) (新潮文庫):新潮社