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市朗怪全集 二

内容紹介 【くだんに関する3つの話 Part1】(18分) 【くだんに関する3つの話 Part2】(9分) 【くだんに関する3つの話 Part3】(5分) くだん、という伝説上の化け物が存在する。人偏に牛と書いて、件と表記する。文字通り、半人半牛姿の妖怪である。この件を実際に見た、という中学校教師がいた。 【六甲のうしおんな】(14分) これら件の話には、西宮市、そして甲山という共通したキーワードがあることに気づかされる。西宮市内に住む友人にこの話を聞いてみると別形態の件の話が、体験談として語られた。 【異常なし、ただし牛】(10分) 件は世の中の凶事に生まれて、それらを予言して死ぬ、とされる。 これは阪神大震災時に、警備員の報告書に記された、不思議な目撃談である。 【邪鬼の正体】(5分) 【くだん】(4分) 【牛の首 】(7分) 件に関する、と思われる実話系怪談はまだある。 中には件ではなく、別種のモノと思われる話もあるが、家畜としての牛のなにかが、このような怪異を起こしたのであろうか? この3話は、現代の沖縄、広島、尼崎に現れた、牛に関する妖異である。 【笑ってやがった】(3分) 【深夜の訪問者】(7分) 【キッチンの修繕】(6分) 世の中には、霊と遭遇しやすい職業というものがあるらしい。現状回復工事に携わる3人の職人の体験談からはじめよう。 【狐狸妖怪はいる】(12分) 今は大阪で立派なご住職になられているK氏。彼は大学生の頃、友人と「狐狸妖怪はいるのか」という議論をしていると、「うちに出るから見に来る?」と言われたという。 【顔半分】(11分) 高校で同じクラスの幼馴染の友人と、夜遅く人通りも無い暗い遊歩道を歩いて帰ったときの話だという。その晩、友人が公園の公衆トイレに駆け込んだ後、彼は奇妙な行動を見せるようになる。顔を半分だけ…。 【突風】(6分) 学生の頃、サッカー部のキャプテンをやっていたという男性。学校の近くの墓場で女性が首つり自殺をしたことニュースで知った。

著者 市朗怪全集 二:中山 市朗 パンローリング株式会社

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