ベストセラーになった『ボクたちはみんな大人になれなかった』の 燃え殻による、待望の第2作! 【おかざき真里(漫画家)、町田康(小説家)、玉城ティナ(女優)、矢部太郎(芸人)らが推薦!】 あの時"無かったこと"にした自分の気持ちを届けてもらいましたーーおかざき真里(漫画家) 小石が池にポチャンと落ちて静かに波紋が広がる、みたいな文章でした。 悲しみのなかにおかしみがあり、おかしみのなかに悲しみがありました。ーー町田 康(小説家) 日記のように書かれた個人的な記憶は、形を変えて私の中にも潜んでいる気がしました。--玉城ティナ(女優) 眠れない夜に読むことをおすすめします。眠れなくてもいいと思える本です。ーー矢部太郎(芸人) ほぼ忘れてしまった出来事だらけで、文章の途中で立ち止まってしまった。やっぱり書いておいてよかった。あの夜、編集のTさんに無理やり誘ってもらってよかった。だって良 いことも悪いことも、そのうち僕たちはすべて忘れてしまうから。―――――本書より いまはもうない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、入院した病院の天井、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後 尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場――。 ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる「断片的回顧録」。 装画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家、長尾謙一郎。
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