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湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十日夜の巻 (ポプラ文庫)

東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞ノミネート。著作に『金メダルのケーキ』『いつかの花』など多数。如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にあり、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ。板前・杉治は、ある日、荷車にひかれそうになった薬種屋の娘を助けた。名乗らず去ったが、薬種屋が助けた者を探しているらしい。「自分の身元」が割れたのではないかとおびえる杉治だが――

著者:中島 久枝
Isbn 10:4591168158
Isbn 13:978-4591168158
によって公開:2020/11/6
出版社 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十日夜の巻 (ポプラ文庫):ポプラ社