国家の命運と皇室の関係を考えるその苦闘と模索の歴史!陛下の御発言を丁寧に読み解いていくと、「党派による権力闘争」という意味での「政治」よりはるかに広い視野で国家の命運に関わり、日本が良き方向に進むべく影響を及ぼすように行動して来られたことがわかる。そこで本書では、明治維新以降の国家と皇室を巡る百五十年にわたる議論を振り返りながら、日本国憲法体制において初めて皇位を引き継がれた天皇陛下が、自由と民主主義を奉じるこの日本を根底から支えるために、いかなる戦いを繰り広げてこられたのか、どれほど全身全霊で国家の命運に関わる務めを果たされてこられたのか、知られざる皇室の戦いに焦点を当てている。(はじめにより)
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