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つる子さんからの奨学金

初めて、もっと勉強したいって思った。 女子ゆえに進学に苦労した曾祖母つる子は、 ひ孫のわかばと樹に奨学金をだすという。 ただし、そのためにはひとつ条件があって……。 高校受験とバレー部の両立、応援し心配する親からのプレッシャーに悩みながらも、わかばは挑戦するおもしろさを感じていく。 ::::::::::::::::::::::::  つる子はこほんと一つ咳払いをして言った。 「奨学金をだすことにしたよ。」  奨学金?  わかばはきいたばかりの単語を心の中でくりかえした。(略)  座敷の空気は一気に座敷の空座敷の空気は一気になごんだ。というか、軽々しいばかりにはずんだ。  だが、次の一言でまたピンと張りつめた。 「ただし、それにはひとつ条件があるよ。」  つる子がぴしゃりと告げたからだ。 (本文より) ::::::::::::::::::::

著者:まはら三桃 あわい
Isbn 10:4037274000
Isbn 13:978-4037274009
によって公開:2023/2/22
ページ数:206ページ
出版社:偕成社
言語:日本語
寸法と寸法 つる子さんからの奨学金:1.5 x 13 x 19 cm
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