藩札とはどんなものかは何となく知っている。だが、その実体は意外と知られていない。まして実物を見た人も少ない。その藩札の大きさは? 刷り色は? 流通の実態は? それを実際に見せてくれるのが本書である。 冒頭のグラビアページには多色刷りで様々な古札が紹介されている。なかには本邦初公開、尾張藩が最初に発行した藩札(判書)もある。これは寛文6年(1666)に発行された「判書」と呼称される藩札(銀札)である。【主な内容】第一章 尾張知多の豪商と紙幣 知多半島で最初に使用されたお札 百二十四年ぶりに復活した藩札(米切手金札) 寛政年間の藩札、「米切手金札」と「米方両替札」 享和二(一八〇二)年以降の藩札 知多半島での札遣い中止 知多半島での札遣いの復活 藩札の回収と廃止 銀札(米切手銀札)の透かしの変化について 明治以降の名古屋藩関係札は省略 明治以降知多半島で発行・使用されたお札と知多の豪商 犬山藩の知多半島における藩札の発行と村札 知多半島最初の銀行とお札第二章 知多半島歴史雑記 全国民が持っていた明治の身分証明書 知多半島最初の映画常設館開業記 徳川慶喜の千両箱と中七木綿合資会社と竹内徳平一族 実説・成岩の豪商と協和(天神)学校始末記 「三井傳左衛門家文書目録」と本美家の歴史 明治九年の五拾人組連名簿
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