大体「MECE」(漏れなく、ダブりなく)にコロナウイルス関連を理解する本 本書で紹介するのは「コロナウイルスで変わること10・変わらないこと10」である。 目標とするのは「大体MECE(漏れなく、ダブりなく)にコロナウイルス関連を理解する本」である。 参考文献は述べ、約200本だ。出展も全て明記している。 これはコロナウイルス関連の本をサーチしてみたが、「経済」「哲学」等一分野に偏っているのが多いので、「何となくコロナウィルスに関する全体像」を把握して頂きたいという考えから成り立っている。 「変わること10」では、各省庁の統計を使用しながら、なるべく全体的に社会全体の変化について述べたつもりである。 一方、「変わらないこと10」ではコロナウイルス関係なく、(あくまでも)作者が思う「普遍的なこと」を書いた。 「客観」と「主観」それぞれ10章のコントラストにして、10章目はそれぞれ「死」をテーマに書いている。 「エシカル消費」、「サーキュラーエコノミー」等、ニュースでよく分からない単語の解説を挟み、社会・経済でコロナウィルスを通じて何が起きているか理解して頂きたい、と考えている。 私には「変わらないこと=人との絆」なんて妄言は書けなかった。 現に世界中で、アメリカだけでも2020年4月に約2,050万人が失業している。 総務省が30日発表した2020年5月の労働力調査によると、完全失業者は198万人と前年同月から33万人増えた。 これからも椅子の奪い合いが益々過酷化するだけだ。 失業するかもしれないし、両親や家族が亡くなるかもしれないし、勿論自分が感染したら死ぬかもしれないし、それは仕方がない。 しかし、本書で紹介する知識を活用してもらい、「なんやかんや耐えてハッピーに暮らして」頂けることを切望している。
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