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硝子戸の中(うち) (岩波文庫)

自己を語ることに寡黙であった漱石が「自分以外にあまり関係のない詰らぬ」事を書くとことわって書いた連作エッセー.記憶の底に沈んでいる体験や回想に光をあてることで静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界を生み出している.この作品は『こころ』のあと『道草』の前という漱石の晩年に書かれた. (解説・注 竹盛天雄)

著者:夏目 漱石
Isbn 10:400310112X
Isbn 13:978-4003101124
によって公開:1990/4/16
出版社 硝子戸の中(うち) (岩波文庫):岩波書店; 〔改版〕