学校法人呉竹学園東京医療専門学校の講師として長きにわたり教鞭をとっていた榊原豊氏が築き上げた指圧法では、「立ち位置」「姿勢」「体重移動の方向と量」に最善の注意を払い、「テコの原理」を多用して垂直圧をかけるのが大きな特徴となっている。それ故、体格に恵まれない小柄な女性でも、体の深部に圧をしっかりと浸透させることが可能となる。また運動操作を多用することにより、押圧のみでは対処しきれない愁訴に対応できるのも大きな特徴である。更には臨床において多数の患者をこなしても、術者の体に疲労が溜まりにくい工夫が随所に施してあるので、これから指圧を学びたい人、体に負担のかからない指圧スタイルを取り入れたい人、従業員への指圧指導法にお悩みの経営者に至るまで幅広く役立つテキストとなっている。【目次】呉竹指圧の特徴第1章 指圧の一般1.指圧法の基本手技2.本書の構成3.指圧実技練習上の注意第2章 身体各部の指圧法1.腹臥位指圧法背部の指圧/殿部の指圧/下肢の指圧と運動操作/肩上および肩背部の指圧2.背臥位指圧法下肢の指圧と運動操作/上肢の指圧と運動操作/頭部の指圧/顔面部の指圧/胸部の指圧/腹部の指圧と運動操作/頚部の指圧と運動操作3.側臥位指圧法頭部、頚部、背部の指圧と運動操作/殿部、下肢の指圧と運動操作4.坐位指圧法頚部、肩上部の指圧と運動操作
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