医療系の資格を目指して頑張っている学生さん、夢に向かって学んでいる姿はとても素晴らしいです。医療系資格と一言に言っても、多くの職種があり簡単には語れません。私の持つ資格、救急救命士についてアドバイスできることを書いていきます。救急救命士といっても、主となる活躍の場は各市町村の消防機関です。医療従事者だからと言って、医療機関で救急救命士の資格を生かすことができるようになるにはまだ時間がかかると思われます(令和3年現在での話です)。ここでは、消防機関で働く救急救命士の資格を持つ若いまたは実務歴の浅い読者さんを対象にしています。しかし、救急救命士を目指す学生さんが読んでも十分に身になるよう配慮していきます。そのような視点で読み進めてください。救急救命士として現場で即戦力になるには、本当に多くの努力をしなければなりません。高校を卒業して専門学校、短期大学、4年制大学を卒業して国家資格を取得する予定の読者さんを対象として考えると、まず専門学校、短期大学、4年制大学へ入学するための試験がありますね。そして、学生生活の中では定期試験や模擬試験、各種実習などなどやることがたくさんです。これは国家資格を得るための過程にすぎません。消防機関で働くことを目指している方であればご存じですが、消防機関で働く職員は地方公務員であり、地方公務員試験という競争率の高い試験に合格し、消防職員とならなければ現場に出ることはできません。順序は人それぞれになりますが、晴れて地方公務員試験に合格したとしましょう。それだけでは救急救命士ではありませんよね。晴れて国家試験に合格しなければ、法律の定めにより救急救命士を名乗ることすらできません。消防職員になると、一定期間の消防学校での教育が待っており、ここでも多くの試験を受けることになりますし、日々、訓練を行いますので、頭も、体も、心もすごい勢いで働いてくれるはずです。一定の教育がすべて終わり、ようやく救急車に乗車できるわけです。細かな実習などが定められていますが、そこは割愛します。長く語りましたが、ここでお話しする内容をご紹介します。・自己紹介と経歴・消防救急救命士を目指している方へ・救急救命士を目指す学生さんに必要な知識・国家試験をクリアするための勉強法・消防救急救命士さんの活躍の場・即戦力になるためには経験が命ではない・先輩、勘違いしていますよ・即戦力になるためには知識が8割・現場を大切にするということ・現場から知識を得て、判断につなげる・おわりに以上を順にお話していきますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。
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