平成29年度に改定された技能試験の「合否の判定基準」に完全準拠。今年出題される公表候補問題13問の全解答と作業手順を写真とイラストで丁寧に解説しました。独学で初めて試験に挑戦する方でも容易に理解できるよう、技能に必要な基本作業を一から丁寧に写真図解で説明しています。また、綴じ込み付録の『書き込み式公表問題複線図の練習帳』は、ミシン目で切り取って携帯して、通勤や通学途中、お昼休みなどにも複線図を繰り返し練習できます。 技能試験の不合格者の落ちた原因を調べてみると、合否に関係のない事柄に惑わされて肝心のポイントを見落としたり、どうでもいいことに時間を使ってしまって時間内に完成できないというものです。しかし実際の試験でおさえておくべき合否の判定基準は、電気工作物の安全を保つためにごく当たり前の、極性違いや電線の露出、電線接続の圧着不良といったわずかな事柄だけなのです。 本書は、合否に関係のないことはいっさい覚えず、試験時間内に間違いなく確実に課題を仕上げることだけを目的に、公表候補問題の合理的な作業手順を詳しく説明しました。本書で2週間みっちり練習すれば、全候補問題がそれぞれ20分で完成させられます。
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