この「パリ」編では、表紙で駅員さんがもっている切符が、オリジナル版のデザインになっています(アメリカ復刻版とくらべてみてね)。 世界一おしゃれなパリ案内 旅する絵本作家サセックといっしょに、アーティスト気どりでパリの街を歩いてみよう。 静かに流れるセーヌ川から、数々の歴史の舞台となったノートルダム寺院、映画でおなじみのポン・ヌフ、楽しいのみの市、世界でもっとも有名な美術館ルーヴル、カラフルでキュートなメトロのホーム、あこがれのカフェまで…! わずかな言葉とめいっぱいのイラストで、サセックはパリがもつ魔法を見事にとらえている。 ──ニューヨーク・タイムズ サセックは、旅行中に大人たちが見逃しがちで、若い人たちが本当に見たいと思っているパリを知っている。 ──チルドレンズ・リタレイチャー・リヴュー <この絵本には、こんなミニ知識も載ってます。> 1.ポン・ヌフの意味は「新しい橋」なのに、今ではパリでいちばん古い橋なんだって。 2.高さ300メートルもあるエッフェル塔。もし階段で上までのぼるとしたら、1665段も階段があるんだって。 3.パリ革命のとき、市民が暴動をおこしたバスティーユ広場。ここの記念柱は、むかし牢獄としてつかわれていたんだって。みなさん、知ってました? プロフィール ミロスラフ・サセック 絵本作家。1916年、チェコスロヴァキア、プラハ生まれ。若き日にプラハで建築を、パリで芸術を学ぶ。その後、一時期は出版社に勤務。のちに、ドイツのミュンヘンに移住する。「ジス・イズ」シリーズを描きはじめる前の1951年から57年の間、サセックはラジオ・フリー・ヨーロッパに勤務。そして世界の都市を旅しながら描いた「ジス・イズ」シリーズで、世界中の子どものみならず大人からも人気を集める。1980年ミュンヘンにて享年63歳。 松浦弥太郎(まつうら・やたろう) 文筆家。「COW BOOKS」代表。雑誌等で連載多数。また、書籍、企業機関誌や広告などのエディトリアルや、ファッションブランド等のカタログの編集も多く手掛ける。主な著書に『本業失格』(ブルースインターアクションズ)、『松浦弥太郎随筆集くちぶえサンドイッチ』(ダイエックス出版)がある。
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