加藤瞬です。私はファーストキャリアで総合商社に入社、トレードの第一線で働き続け、入社後10年にして海外駐在7年目となります。この本を手に取ってくださった読者の皆さまは、総合商社に興味を持っている方だと思います。この本はそんな皆さまに総合商社の一端を理解してもらえたらという思いで書きました。下記、本書の内容を簡単に紹介します。最終章では最新の情報もアップデートしています。第1章 駆け出し商社マン奮闘記- 著者について- 入社直後 配属発表 • 研修- 1年目 出向- 2年目 本社営業課へ帰任- 3年目 営業開始 - 4年目 海外駐在- 総括 世界地図に自由に絵を描く第2章 総合商社について- 収益を上げる仕組み- 総合商社とデジタル化- 求められる人物像- ファーストキャリアとしての総合商社- 身に付くスキル第3章 これからの日本と総合商社について- 世界と対峙して見えた日系企業の強み- 日系企業の強みが活きる時代に- これからの日本と総合商社の使命第1章: 入社から数年にわたる私の実体験を書き記しています。私は入社1年目に事業会社出向、2,3年目に本社で営業の後、4年目にして海外駐在と、商社の中でもスピード感のある濃いキャリアパスを踏んできました。OB/OG面談では時間の制約等で伝えきれないこともありますが、本書では詳細に踏み込んでお伝えできればと思います。読者の皆さまがよりビビッドに総合商社で働くイメージを持ち、新人時代を乗り越える一助になれば幸いです。第2章:Amazonとも対比して最新の総合商社の立ち位置をより明確にお伝えします。総合商社が収益を上げる仕組みについて、また昨今のデジタル化の波に対して総合商社がどのように対応しているのか、実例を用いつつ噛み砕いて解説していきます。また総合商社といえば「人」が資産ですが、「求められる人物像」について述べています。私は就活の面接の際「求められる人物像」に近い素質が自分にあることを面接官に伝えることができた為、内定を得ました。「求められる人物像とは?」また「なぜそれが求められるのか?」について背景を踏まえて解説します。さらに、ファーストキャリアとしての総合商社、そこで身に付いたスキルについて、あまり大きな声で言えないことも含めて書き記していきますので、皆さまのキャリア理解の一助になると思います。FIREに対する私の考えもここで述べています。第3章:世界と対峙して見えた日系企業の強み、これからの総合商社の使命について解説します。 2020年は新型コロナウイルスの感染拡大、米中対立の激化と、波乱の幕開けとなりました。そんな激動の時代に総合商社がなすべきこと、つくりあげる未来について解説し、締め括ります。第1章は過去、第2章は現在、第3章は未来と、時系列に沿って読み進めていただけると分かり易いと思います。
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