本の説明
終戦後、千島列島に侵攻したソ連軍を撃破! 日本を救った男たちの激闘。 終戦後の昭和20年8月17日深夜。ソ連は千島、北海道の占領をめざし、千島列島北東端の占守島への侵攻を開始する。この暴挙に対し、日本軍は敢然と反撃。結果、戦車部隊を率いた池田末男連隊長はじめ約300名の戦死者を出すものの、ソ連軍には約3000名の損害を与え、侵攻を足止めした。 もし、この戦いがなければ、北海道はソ連に占領され、日本の戦後は大きく変わっていたかもしれない。だが奮闘した男たちは、シベリアに送られ、さらに苦闘を重ねることになる……。 本書では、占守島で戦い、生き残った人びとの詳細な記憶の積み重ねによって、息づまる戦場の実相、日本軍最後の勝利の詳細、そして深くて重いシベリア抑留の日々が克明に描き出される――。 〈ソ連軍の小銃弾が戦車の装甲を削り、火花とともに細かな鉄粉が飛び散った。それが小窓から飛び込んで硝煙の煙と入り混じって目に入り、痛くて、小田は何度も目をしばたたかせた。小田は「戦争とはこんなに息苦しいものなのか」と思った。(本書第二章より)〉 貴重な証言から浮かび上がる、知られざる真実。 第1章 最前線 第2章 終戦三日後の激戦 第3章 停戦 第4章 抑留 第5章 戦後 第6章 時が止まった島
著者 :相原 秀起
Isbn 10 :4569836348
Isbn 13 :978-4569836348
によって公開 :2017/7/14
出版社 一九四五 占守(しゅむしゅ)島の真実 少年戦車兵が見た最後の戦場 (PHP新書):PHP研究所
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