□ 判例を制する者が民法を制する。民法が得意になるか苦手になるかは、判例をどれだけ理解して覚えているかによります。民法が得意な人はすべからく、判例の知識が豊富なものです。とりわけ、司法試験や司法書士試験合格を目指すのであれば、一般的な判例六法に掲載されている民法の判例は、すべて覚えるべきです。実務においても、民事関係を専門的にやるのであれば、民法の条文はもちろんのこと、一般的な判例六法に掲載されている判例の知識は、すべて頭に入っていなければ対応できません。その知識を前提により専門的な事例や判例に当たることになります。つまり、受験生のうちから、判例六法をどれだけ、頭に叩き込んでいたかにより、実務家になってから、仕事ができるかどうかが決まるのです。□ 判例の知識=語彙力判例の知識は語学で言えば、語彙力に相当します。法律の知識があるかどうか、実務家として仕事ができるかどうかは、判例の知識がどれだけあるかの差であるといえます。語彙力は一朝一夕には、身につかないのと同様に、判例の知識もまた、一朝一夕には身につかないものです。判例六法に掲載されている判例を一つ一つチェックして理解し、覚える。忘れたら、また繰り返すという作業が必要になります。□ 判例を覚えるなら問題集が手っ取り早い判例六法に掲載されている条文と判例を第一条から読んでいこうとしても、途中で眠くなったり、挫折しまうものです。やはり、問題を解きながら、覚えるのが最も効率が良いものです。このシリーズでは、一般的な判例六法に掲載されている重要判例のほぼすべてを問題化しました。このシリーズを一通り終えてしまえば、一般的な判例六法を完全に制覇したことになります。□ 債権法・相続法改正に対応済み本シリーズは、債権法・相続法改正に対応しています。債権法・相続法改正により、従来の判例の解釈が変わるものもありますから、しっかり勉強しましょう。□ オリジナル問題集 16 の出題内容オリジナル問題集 16 は、主に債権各論からの出題となっています。債権法改正により、従来の判例の解釈が取り入れられるなどし、条文が大きく変わっている分野ですので、しっかり勉強して得点源にしましょう。●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)判例六法ラノベ化プロジェクト小説を読む感覚で、隙間時間にすらすらと読めて、なおかつ、『ハイレベルな』教材を開発しようと集まったベテランの実務家(弁護士、司法書士、行政書士、宅建士等)と資格スクール講師の集団。日々、試行錯誤しながら、新しい教材を開発中!
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