腎臓に関わる臨床医が理想的に病理標本を読めるようになるためには,正しい用語で所見を描写し、患者の病態や予後について考えることで「ただ見ていただけ」の読み方から脱却することが必要である.本書では臨床医として腎病理の臨床と研究を極めた著者が,メカニズムから丁寧にわかりやすく解説した.病変の成り立ちから学び,所見が意味するものを個々の患者ごとに考える力を身につけることができる一冊. 目 次序章 染色の基礎知識と標本を見る手順 ~標本を「見る」だけでなく「考える」?~ CHAPTER 1 細胞増殖性病変の見方と考え方 ─「局在」と「基質産生の有無」に着目─ CHAPTER 2 基底膜病変の見方と考え方 ─どの層の病変か?─CHAPTER 3 結節性病変・分節性硬化の見方と考え方 ─似ているようで全く違う─CHAPTER 4 免疫蛍光染色の見方と考え方 ─局在次第で形が決まる─CHAPTER 5 尿細管間質病変の見方と考え方 ─「質」と「分布」で解釈する─あとがきにかえて索引コラム1 Alport症候群と菲薄基底膜病をどう見分けるか br>コラム2 MCNSとFSGSは組織学的にどこまで鑑別できる br>コラム3 疾患特異的な尿細管間質病変 br>
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