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白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

好敵手は、どちらかが「影」になる。 一国に、王は一人しか要らない。 そして、新たな歴史が始まる── 「助けてやれず、済まない……」男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か!

著者:小野 不由美
Isbn 10:4101240655
Isbn 13:978-4101240657
によって公開:2019/11/9
出版社 白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫):新潮社