バレエコンクールにチャレンジするために必要なものとは何だろう?――ジャクソン国際バレエコンクールで審査員を務めた著者が、若いダンサーたちに送る、熱く静かなエール!コンクールに臨むまでの心構えや考え方、コンクール攻略のための“7つの鍵"、そして具体的な上達ためのレッスン内容を、中高生が読んでも充分に理解できるようにわかりやすくまとめました。子供たちを指導する教師のテキストとしても使えます!◎本書の「まえがき」より私は長年に渡って、NBAバレエ団の芸術総監督として日本最大の参加者を有するコンクールの組織に加わり、その審査や海外有名バレエ学校留学の取りまとめなどを担ってきました。多くの成功者と挫折者を視てきたわけです。コンクールで成功するための方法をあえて披露するのは、皆さんの成功を願うばかりではなく、日本の将来を託す人材育成のためでもあります。ですから、皆さんを支える御家族、さらにバレエを愛する多くの人たちにも役立つ内容になるよう心がけました。◎目次情報第1章 コンクールの扉コンクールのコンセプトを知る/作品選定のためのプレパラシオン/審査員は何を視るのか?/身体能力/最後に開く扉とは?……ほか第2章 コンクールの鍵「好き」と「できる」は異なる/生きた時間/重力に逆らって/セレンディピティ/■バレコン審査室! Q&A……ほか第3章 上達のためのレッスン(I)ダンサーの基本的必須条件/バレエ的立ち方/ターンアウトのために/バーレッスンの機能 各論/チェイン・リアクション……ほか第4章 上達のためのレッスン(II)ポアント・ワーク/クロワゼ・エファセ(ウーヴェルト)そしてエカルテの概念/カンブレ/美意識にカムアップ(動きの法則性)……ほか巻末資料【代表的なバレエ用語とその基本概念】◎本書の推薦文皆さんはバレエが好きですよね?いつから好きになりましたか? えっ? 生まれたときから好き? そう、これでおわかりですね。皆さんがバレエをするになるのではなく、バレエが皆さんを捕まえるのです。もう逃げられません。バレエの女神は大勢いるミューズの中で、いちばん執念深いテルプシコレなのです。どうしましょう?この本はそれに答えてくれるはずです。――公益社団法人 日本バレエ協会会長 薄井憲二■著者について安達 哲治(あだち てつじ)1948年生まれ。大学入学とともにプロデビューし、1993年まで牧阿佐美バレエ団などでソリストとして活躍。1997年から2011年までNBAバレエ団で芸術監督を務め、古典作品の復元など独自性のある活動を行なうとともに、NBAバレエ団全国バレエコンクールの組織メンバーとして若い芽の育成事業に尽力してきた。1992年文化庁芸術祭賞受賞ほか。2006年ジャクソン国際バレエコンクールの審査員に就任。現在、日本バレエ協会理事、京都バレエ専門学校教師、ミタカバレエアカデミー主宰。全日本バレエコンクール組織委員。
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