超音波は器械の進歩により,その解像度は以前に比してはるかに鮮明になり“骨", “筋", “靱帯", “血管(ドプラー使用)"という運動器分野の特徴が十二分に理解できるようになってきている。解像度がアップしたことで読影法も平易になり,超音波本来の利点であった“被爆ゼロ", “外来の場で即座に診断できる簡便さ", “ハンディータイプの利用によりスポーツ現場に持ち込める手軽さ"がさらなる特徴となり,現在その注目度は上昇し,かつ広く活用されるようになってきた。本書は,実際に超音波検査を行うためのマニュアルとなるように構成されている。上肢:肩関節,肘関節,手関節,手指,下肢:股関節・大腿,膝関節,下腿・足関節の7章から成り,各章は4方向からのアプローチ(掌側走査,背側走査,橈側走査,尺側走査)で構成されている。各アプローチは“検査体位(肢位)", “検査手順"に分かれ,検査手順では「どの部位をどのように描出するか」がStep 1,Step 2〜の順で解説されている。また,見たい部位を的確にとらえるにはプローブの扱い方が最大のポイントになるので,超音波画像には常に“プローブの動き"が明記されている。さらに“Q&A形式"による整形外科疾患の診断法,プラス情報として“超音波検査に役立つ実際の解剖写真"も掲載されている。
人気のある作家
メディカ出版 (137) 医学書院 (72) 医療情報科学研究所 (48) 医歯薬出版 (39) 坂井 建雄 (24) (19) 画像診断実行編集委員会 (19) 『精神科看護』編集委員会 (18) 高久 史麿 (18) のまり (17) 日本医療企画 (16) 医学通信社 (16) American Heart Association(AHA:アメリカ心臓協会) (12) 岡 秀昭 (12) DES歯学教育スクール (11) 森田 達也 (11) 福井次矢 (10) 谷口 総志 (10) 「腎と透析」編集委員会 (9) 「消化器内視鏡」編集委員会 (9)