ダウンロード 大学受験英単語トレーニング: 実践単語練習帳 本

はじめにみなさん、はじめまして。執筆者の杉山一志です。まずは、本書に興味を持ってくれてありがとうございます。この本を取ってくれたみなさんは、高校生でしょうか？受験生でしょうか？もしかしたら、中学生という人もいるかもしれません。本書は、私、杉山一志が、実際に、予備校や塾の教壇で、受験生を指導する際に、オリジナルの教材として使ってきた単語テストを、読者の皆さんにも活用していただきたいと思い、電子書籍用に編集したものです。従来の単語帳は、インプットを中心としたものが多いと思いますが、本書は、元々が、単語テスト用として作成されたこともあり、アウトプットを重視する構成になっています。本書は、英語の得意な中学生から、中位レベルの高校生、または受験生に至るまで、幅広い学習者さんに使っていただけると思いますが、特に、一通り、単語帳を使って勉強をして、アウトプットの機会が欲しいと思っている生徒さんや、MARCH（明治、青山学院、立教大、中央大、法政大）レベルを受験しようと考えている直前期の受験生にオススメです。早速ですが、本書の使い方を簡単に紹介しておきます。 本書の使い方本書は、単語の暗記をできるだけ、効率的に進めてもらうために、大きく分けて３つの【ステップ】を用意しています。【ステップ１の例】(1) Due to the storm, the train couldn’t depart on time.　　嵐のせいで、電車は時間どおり(　　　　)きなかった。【ステップ１】では、上のように、例文を見て、太字の単語の意味が分かるかどうか確認してください。ここで大切なことは、例文の意味がきちんと理解できるかどうかです。太字になっている単語が、その例文のターゲットとされている単語ですが、その単語だけを見るのではなく、例文全体を通して、その単語がどのような意味で用いられているのかということを確認するつもりで、進めてください。実際に教室やオンラインで生徒さんを指導していて感じていることに、日本語の意味は覚えているのですが、そこから、本文に即した意味にアレンジすることができていないということがあります。 【ステップ２の例】(1) Due to the storm, the train couldn’t（d　　　　d） on time.　　嵐のせいで、電車は時間どおり(出発で)きなかった。【ステップ２】では、【ステップ１】で学習したことと反対の構成になっています。つまり、日本語訳を見て、英文の空所に入る適切な単語の意味を考えてもらうという内容です。英語部分を空白にしています。太字になっている部分は、入れる単語の頭文字です。できれば、構文的に考えて、どのような品詞が空所に入るのかなどということも一緒に考えることができれば、素晴らしいと思いますが、例文自体は、【ステップ１】と同じ例文を用いていますので、ひとまず、前に出てきた例文を真似てみるというやり方でも問題ありません。リーディングだけではなくて、和文英訳問題や自由英作文などが、試験に課せられている皆さんは、必ずこの【ステップ２】もしっかり取り組んでください。 【ステップ３の例】□ depart動詞 出発する【ステップ３】では、【ステップ１】と【ステップ２】で扱った単語を一覧にしています。ここで、最終的な単語の確認をしてください。英単語を見て意味が分かることはとても大事ですが、「品詞」も、リーディングやライティングを行う時には、とても大切な要因になりますから、必ず確認をしておいてください。１回で２５個ずつの単語を扱っていきますが、２５の単語の中から、毎回２つずつピックアップし、その単語について、もう少し深く学習してもらえるように、[ 今回の英単語から ] というセクションを設けています。ここでは、派生語や単語の成り立ちの他、その単語の覚え方などを紹介していますので、知識の広がりのために、気軽な気持ちで読んでください。一緒に、頑張りましょう！！ 執筆著者紹介　杉山一志（すぎやま　かずし）1977年生まれ。同志社大学文学部卒業。様々な教育機関・受験予備校などを通して２０年以上、英語指導に携わっている。現在も、映像授業やオンライ指導を中心に活動中。小学生用英語ドリルから、社会人向け書籍まで、幅広く著書を出版している。最近では、電子書籍の出版活動に力を入れている。朝日ウィークリー元コラミストでもある。主な出版物：「間違えない英語の学び方」「英語の勉強を始める前に高校生が読む本」［共に電子書籍］ブログ：「杉山一志の音読魂」https://plaza.rakuten.co.jp/kazushi19770825/diary/