ママをさがして7こくらいよるをすごした。。 ママはぼくがきらいになったのかな? ママはどこへいっちゃったんだろう。 すてられたの? おなかがすいてぺこぺこになった。 しかたがないから ゴミすてばにいたんだ、 そしたら おにいちゃんがきて ぼくをいえにつれていった あたらしいおうちだとおもって とっても うれしかった。 おいしいごはんもくれたのに、、 なんで? なんでぼくのしっぽをきったの? なんでぼくのあしをきったの? ぼく いいこにしてたよね なんのために ぼく うまれたの? 泣いているだけでは変わらない。黙っていても変わらない。小学生、大学生、主婦、会社員……立場を超えて思いがひとつになった。悲しい出来事――でも、そこから希望の虹を見つけた。猫虐待ネット掲示板事件を契機に、社会を動かした人々の記録。2002年5月ネット上で公開虐待された一匹の猫がいた。怒涛のような感情の波、あるはずのない尻尾が痛む。その一枚の写真に体中の血液がフツフツと音を立てた。PCの前でとり憑かれたかのように詩を打ち込む私がいた。そうして出来上がったサイト「Dear、こげんた」には一日数十件に渡る書き込みが掲示板に書き込まれた。最大アクセス数一日一万。集められた署名は三万を超えた。猫一匹の事件に?と考えるかも知れない、しかしこの事件は腐敗しつつある日本に投げられた警鐘である。彼らの声はやがて貴方の叫びと変わる。今からでも遅くはない、この子猫が命と共に放ったメッセージを受け止めて欲しい。「命」とは?「生きる意味」とは?全てが「無意味」になりつつある現代の中で、人間本来の優しさを取り戻そうと歩きはじめた人達がいた。親にこの本を買ってプレゼントした小学生、リストカットをやめた中学生、引きこもりから立ち直ろうと決意した子、主婦、学校の先生、会社員、自営業、全く違った環境の人々のそれぞれのこげんたストーリーが始まった。この本は皆の熱い想いがぎっしりと詰まった本です。衝撃、慟哭がやがて感動となり、そして希望の蕾になりました。出版後、たくさんの方からのお手紙が寄せられています。出版社に泣きながら「署名用紙を送ってください」と電話が入りました。Amazonへ書かれたレビューが私に力をくれて、そして又サイトの力となり新しい勇気の輪が広がっていきます。思いやりは優しさを呼び、勇気は生きるエネルギーへと変わります。今日、海を越えて拘置所の独房から一通の手紙が私の元へ届きました。「以前は自殺も考えました。しかし、Dear、こげんたを読み終え、出所後は迷惑をかけた母と祖母に親孝行をしたい、そして動物救済活動がしたいという生きがいが出来、人生を前向きに考えはじめることが出来ました」 本を出すことの意味の深さを再度確認しました。
人気のある作家
Audible Studios (151) 司馬遼太郎 (73) KADOKAWA (70) 夏目 漱石 (66) 太宰 治 (62) 新日本文学電子大系出版会 (56) 豊島 与志雄 (55) 池波 正太郎 (54) 牧野 信一 (54) 京極 夏彦 (48) 坂口安吾 (47) 池井戸 潤 (41) 芥川 龍之介 (40) 村上 春樹 (39) 東野 圭吾 (39) 林真理子 (39) 宮沢 賢治 (38) 森 博嗣 (36) 松岡 佑子 (32) 宮部 みゆき (28)