100年を超えて愛される、動物解剖学の古典名著を復刻! ! 美しく描かれた精緻な画像からは、躍動する動物の息づかいまで聞こえてくるようです。動物を描く方には、表からは見えない構造を理解するリファレンスとしてお使いいただけます。 架空の動物を創造する方には、クリーチャーに実在感のある構造を与えるリファレンスとして役立ちます。 特長1 精緻に描かれたオリジナル図版に加え、日本語版では新しく構造名を記した線描が加わりました。 特長2 筋肉や骨などの働きや、特徴を解説したテキストも掲載しています。 特長3 オリジナル図版の生き生きとした描写そのものを楽しめる、高解像度の画像と大判の判型です。 本書は、ヴィルヘルム・エレンベルガー、ヘルマン・バウムによって1900年ごろから出版された書籍「Handbuch der Anatomie der Tiere fur Kunstler(芸術家のための動物解剖学)」を1冊にまとめた、翻訳・加筆版です。 以下5巻を再現し、構造名を描き入れた線描が加わっています。 「第1巻ウマ」(出版年: 1898-1900) 「第2巻ウシ」(出版年: 1896-1901) 「第3巻ライオン」(出版年: 1905) 「第4巻ヤギ・シカ・ノロジカ」(出版年: 1909) 「第5巻グレートデーン」(出版年: 1911) エレンベルガーの解剖学書は、出版当時より影響力が大きく、美術解剖学、比較解剖学、家畜解剖学、獣医学など数多くの動物解剖学書に引用されました。現在もなお、多くの人々に、学術書としても、美術書としても愛読されています。 美しい図版は、ヘルマン・ディットリッヒ(Dittrich, Hermann. 1868-1946)によります。画家の手による精緻な図版は、動物と動物の解剖体の両方を観察して制作されました。 ディットリッヒは、解剖写真そのものではなく、画面の中で生き生きとした状態に復元し、描き上げました。これが美術書としての価値を認められている理由です。
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