脳から心,そして器質性から内因性・心因性に至るまで, 幅広い知識と臨床経験を有する著者の全てが凝集したライフワーク的一冊. 臨床家の着目点と思考プロセスを,症例を軸に余すことなく解説! ◆目次 【第1章】心と脳の境界線を引く ・1つの初診例からまず考えてみる ・脳との距離感から心の問題を3つの階層に分ける ・鑑別診断と類型診断 ・心因性の疾患は「診断」が可能か 【第2章】「主訴」を探る,「主訴」を決める ・治療者とユーザーの「主訴」がずれる場合 ・本当の主訴がまずは否認される場合 ・精神科という奇妙なお店 ・共同作業の中で「主訴」を形にする 【第3章】枠組みをつくる,距離をとる ・どのくらい来てもらい,どのくらい話してもらうか ・どんな時にそれ以上の通院を断るか ・受け入れに精神科特有の覚悟が必要となる場合―身体合併症 ・受け入れに精神科特有の覚悟が必要となる場合―暴力 【第4章】人権を制限する ・精神科医にとって心理的負担になる強制治療とそうでない強制治療 ・精神科医が強制治療に前のめりになる事例 ・電気けいれん療法 ・精神科医が強制治療に二の足を踏む事例 【第5章】心を覆う・覆いをとる,浅く診察する・深く診察する ・心を覆う手だすけをする ・覆いがとれることが避けられなかった事例 ・事例化のタイミングと臨床心理士さんとの連携 ・寄り添うということと路傍の石のような精神科医の立ち位置 【第6章】精神科医の寝技と立ち技 ・寝技と立ち技 ・一歩進んだ立ち技 ・寝技のルール ・心理カウンセリングと認知行動療法 【付録】小精神薬理学
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